タイムレコーダーへの記録時間の考え方

自分の一日の勤務時間を管理するために、タイムレコーダーにて、出勤時間、退勤時間を記録している企業も多いのではないかと思います。また、現在では、ITの発展や認証技術の進化などに伴って、例えば社員証を会社内の特定の機器にかざすだけで、出勤時間と退勤時間を記録してくれるような形で、タイムレコーダーをIT技術で代替するようなシステムをとっている会社も多いのではないかと思います。このタイムレコーダーに記録された出勤時間と退勤時間から、1日の勤務時間が割り出され、それに従って給料が支払われるということが、一般的な勤怠管理のやり方であると思いますが、特にポイントになるのが、残業代がどのように計算され、どれだけの残業代が支払われるのかという点だと思います。


最近は、企業のコスト削減の流れを受けて、また社会的にも労働時間管理に関して、厳しい視線が注がれているというような現状もあることから、どちらかというと残業自体を殆ど行わない、あるいはノー残業デーのようなものを設定しているような企業も多いかと思います。社員の方々からすると、早く帰れて自由な時間が増えるというメリットがある反面、残業代というものが生活のための給与の一部という位置づけである場合も考えられることから、キャッシュ的な面で厳しいなと感じている方々も多いのではないかと思います。そうした中で、タイムレコーダーにどのタイミングで記録を行うのかということもポイントとなってきます。出勤した瞬間に記録をするのか、ある程度業務を行う準備ができた段階で記録を行うのかということでも時間はそれなりに変わってきます。


また、退勤時間に関しても、実際に退勤する際に記録をするのか、仕事自体を終了した際に記録を行い、片付けや帰り支度といったものはその後に行うのかということでも時間は変わってきます。こうしたことで、出勤と退勤を合わせるとそれなりの時間となり、またそれが1ヶ月間ともなれば、結構な時間になることから残業代や支払われる月給も相応に変わってくることが想定されます。もちろん、会社側からタイムレコーダーへの記録の仕方の基準となる考え方が示されている場合も多いので、原則的にはその考え方に従うということがベースとはなりますが、実際の運用では、差異が生まれているということもあります。ただし、こうしたことは、目先の現金だけに拘らず、中長期的な視点で「あくまで自分として誰にでも公明正大に説明できる」という状況を作り出しておくことが重要であると考えます。